この「夜会」は1989年より10年間、年の暮れに毎年BUNKAMURA・シアターコクーンで行われ、それ以降は1年置きに上演されているコンサートのような・お芝居のような…かといってミュージカルというわけでもない、みゆきさんが作りだした舞台です。
今回の公演は今日を皮切りに12月19日までが東京公演(22回)。来年1月30日から2月15日までが大阪公演(13回)となっています。
前回よりシアターコクーンを離れ、青山劇場を経て今回は赤坂のアクトシアターでの上演です。
構成演出・脚本/作詞作曲はみゆきさんが担当です。もちろん主演も担当。
そのようなわけで新作を観ることになるわけです。歌もこの公演で初披露となります。初期の夜会は既存の曲で構成されていたのですが、次第に夜会オリジナル曲と混ざり、VOL.7辺りからはほとんどすべてが初披露というようになりました。今日から始まった今回の夜会もすべてが初披露の曲。しっかり聴いていないとお話に付いて行けません。私が初めて観た夜会はVOL.10でした。
この「夜会」の為に作られ、発表された「二隻(にそう)の舟」という、いわばテーマ曲があります。VOL.10まではこの曲が断片であろうと使われてきたのですが、次第に使われなくなったり、また使われたり…となりました。今回は使われませんでした。
2年に一度というスタンスになった夜会ですが、休憩を除き約2時間のステージを毎日こなすのです。大変でしょうね。
夜会ということで開演は20:00。前回より大阪公演がスタートしましたが、それでも全国で2箇所での上演ですので遠くから観に来られる方々は泊りがけや夜行バスを使うなど大変な思いをしてみゆきさんのステージを観に来られるのです。
さて今回の夜会・「〜夜物語〜 元祖・今晩屋」は少し私には難しかったようです。「安寿と厨子王」「山椒大夫」をモティーフに書かれたとのことでしたが、他にもわからなかったと仰る方もいらっしゃいました…。まぁみゆきさんにお会いできる数少ない機会ですので、そのことが嬉しいという気持ちの方も多いでしょう。私もそのひとり。
ちょっとお話には付いていけませんでしたが、今回は沢山の歌が用意されており、初日だったからでしょうか、物凄いエネルギーを感じました。完成度の高いパフォーマンスでした。
そして今日はカーテンコールの時にみゆきさんがお話をされました。夜会で台詞以外にお話しされるのは非常に珍しいのだそうです。
「アクトシアターのこけら落とし公演の初日にいらして下さりありがとうございます この夜をお持ち帰り下さい 外は寒いと思いますので皆さまお気を付けてお帰り下さい」という旨のご挨拶でした。
アクトシアターは最近できたホールですので、こけら落としシリーズのような形でこの夜会もラインナップされているようです。アクトシアターに頼まれてご挨拶されたのでしょうか?謎ですが、嬉しいサプライズでした。
物語はあまりよくわかりませんでしたが、なんだか後味の良い公演でした。
